埋まっている親知らずは、歯肉の切除・骨削除・縫合を行います。
歯を抜いた1週間後に抜糸と消毒を行います。
ケースによっては腫れる場合もありますので、ご相談ください。
新宿通り歯科医院では、親知らずの視覚的な診察とレントゲン画像による診断に加え、必要に応じて歯科用CT画像も使用し、親知らず自体と周囲の状態を詳しく診察・診断します。治療が必要かどうか、必要な場合はどのように治療を進めるかについては、患者さんの意向を尊重しながら決定し、適切な処置を行います。
親知らずの抜歯・移植
親知らずとは、前から数えて8番目、1番奥に生える歯のことです。他の歯と同じように綺麗に生えてくれる歯の方もいれば、完全に生えてこない方、骨の中に埋まったまま出てこない方がいます。
現代人はあごが小さくなってきているので、生えてくるスペースがなく埋まったままになっている方も増えています。
ご自身の親知らずの状態について正しく理解していますでしょうか?もし、生えているのか、埋まっているのか把握していないようでしたら一度歯科医院で確認することをおすすめします。
親知らず(智歯)の周囲の歯ぐきが腫れて炎症を起こしている状態であり、痛みを伴うこともあります。親知らずの痛みはしばらく治まり、一時的に改善することがありますが、しばらくすると再発するのが特徴です。疲れていたり風邪をひいていたり、体の免疫力が低下している時に症状が出やすいです。
親知らずが斜めに生えていたり、一部しか歯茎から出ていない場合、歯ブラシでの清掃が難しくなります。十分なプラーク除去が行えないと、親知らずやその周辺の歯にむし歯や歯周病のリスクが高まります。親知らずがむし歯になったなら抜いてしまえばいいのですが、親知らずの影響で手前の歯がむし歯になってしまうと大変です。
親知らずが他の歯を押し、歯並びが乱れてくることがあります。手前の歯だけでなく、前歯にまで影響を及ぼす可能性があります。
親知らず周辺の清掃が困難になることで汚れが溜まり、口臭が強くなることもあります。
上下の顎のうち片方だけに親知らずが生えている場合、噛み合わせる歯がないために通常よりも長く伸びてしまいます。これにより、顎の運動に問題が生じ、顎関節症を発症する可能性があります。
親知らずを放置した場合、前の歯にむし歯が波及する恐れがあったり、歯ブラシが届かないため歯ぐきが腫れる場合に、親知らずを取ることがあります。
親知らずは歯ブラシが届きにくいので、清掃不良になり細菌が繁殖して何度も歯ぐきが腫れることがあります。
短期間に何度も腫れることが繰り返される場合には、親知らずを取るかどうか患者さんと相談します。
親知らずは生えてくるスペースがないと、前の歯を押し出してくる場合もあるため、きれいな歯並びを乱してしまうことがあります。
歯並びを保護するために親知らずを取ることもあります。
親知らずが正常に生えており十分に汚れを管理できる場合や、親知らずが骨の中に完全に埋まっている場合は抜かなくて大丈夫な場合もあります。
親知らずの手前の歯が悪くなり抜いてしまったとしても、土台として利用してブリッジや入れ歯の支えにできることがあります。
他の歯が失われてしまった場合に、親知らずの歯を移植して利用することができる可能性があります。
埋まっている親知らずは、歯肉の切除・骨削除・縫合を行います。
歯を抜いた1週間後に抜糸と消毒を行います。
ケースによっては腫れる場合もありますので、ご相談ください。
新宿通り歯科医院では、親知らずの視覚的な診察とレントゲン画像による診断に加え、必要に応じて歯科用CT画像も使用し、親知らず自体と周囲の状態を詳しく診察・診断します。治療が必要かどうか、必要な場合はどのように治療を進めるかについては、患者さんの意向を尊重しながら決定し、適切な処置を行います。
あまり知られていませんが、むし歯などで親知らず以外の奥歯を抜歯した場合、その欠損を補う方法として、入れ歯治療やインプラント治療に加えて、ご自身の親知らずを移植する方法として自家歯牙移植があります。
親知らずを丁寧に抜歯し、歯を失った部位の骨に合致するように整えてから移植する治療方法です。移植された親知らずは、数週間にわたってワイヤーや他の歯と固定します。このようにすることで、親知らずの根の細胞に周囲の骨や歯茎などが寄り付き、再び咬むことができるように移植した歯が固定されます。
当院では、自家歯牙移植においても、事前に歯科用CTを使用して詳細な検査を行い、親知らずのサイズや移植先の抜歯穴の大きさを十分に確認した上で移植治療を行っています。ただし、歯の移植の可否は親知らずの状態や歯を失った場所によって異なるため、具体的な条件については、当院のスタッフとご相談ください。
※自家歯牙移植は自由診療のため、公的保険は適用されません。
歯の移植のメリットは、ご自身の歯で欠損を回復でき、インプラント治療と比べ治療費用を抑えることができます。ただし、親知らずを使うことは他の奥歯と比べて弱くなってしまうことは否めません。また将来的に再治療が必要になる可能性があります。歯の移植の5年成功率が50%という論文もあります。移植後も問題がなくても、入れ歯やインプラントの再治療が必要になることを考慮する必要があります。一方で、歯の移植を行うことで将来的なインプラント治療を延ばし、その間に準備を進めるという選択肢もあります。逆に、将来的にインプラント治療を検討している場合は、最初からインプラント治療を選択する方が総合的な費用が抑えられるかもしれません。患者さんの意向を尊重し、年齢やお口の状態を考慮しながら、最善の治療方法を一緒に検討していきます。