メンテナンス
メンテナンス
口の中の2大疾患であるむし歯や歯周病は、口の中の細菌が原因で起こる病気です。
磨き残した状態が続くと、口の中の細菌のバランスが崩れ、病気が起きやすい状態になります。
むし歯や歯周病を予防するためには、毎日のホームケアで細菌をきちんと取り除くことが大切です。
またホームケアに加えて定期的なプロフェッショナルケアでは、歯並びや過去の治療、経年変化によってホームケアしにくい部分も含めてリスクコントロールをしていきます。
ホームケアでは取り切れなかったざらつきや汚れをクリーニングすることで、舌触りや見た目がツルツルとするのはもちろんのこと、口の中の細菌のバランスが整ってむし歯や歯周病になりにくい状態を保つことができます。
PMTCはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの頭文字をとった略称で、歯科医師または歯科衛生士が行う機械を用いた歯のクリーニングのことをいいます。
PMTCは予防歯科の先進国スウェーデンのアクセルソン博士による長期研究を経て提唱され、世界そして日本に広がりました。
むし歯や歯周病はいずれも細菌が病気の原因です。細菌はバイオフィルムという膜を作りだし、プラーク(歯垢)というヌメリの状態で歯の表面に付着しています。
PMTCでは歯ぐきの上および歯ぐきの下1~2mmのプラークを除去することで、病気の発症や再発を予防することを目的としています。
適切なセルフケアと定期的なPMTCを30年間続けた結果失った歯の本数は0.6本、97.7%の歯はメンテナンスによって歯を守ることができるという研究結果があります。
プラークは歯と似たような色をしているため通常目視で確認することが難しいのですが、染色液を用いてプラークだけを染色することができます。
染色した後は一緒に口の中を確認していただき、セルフケアの方法や道具のご提案をすることもあります。
染色することでリスクの高い部分を把握して、磨き残しなくクリーニングで落とすことができます。
超音波スケーラーを使って歯石を取り除きます。
知覚過敏でしみてしまう場合には水や振動のない手用スケーラーを使うなど、痛みに配慮してすすめます。
コーヒーや茶渋、タバコなどのステインを落とします。
エアフローという機械を使って、粒子の小さなパウダーを用いることで歯の表面に傷がつかないよう優しく落とすことができます。
最近ではパウダーメンテナンスともいわれています。
クリーニングに使うカップやブラシには様々な種類があります。
プラークの残っている部位や歯の形態に合わせたものを選択します。
使用するペーストも患者さん毎に異なります。
その時々の口の中の状態、歯周病やむし歯のリスクに応じたものを選択します。
フッ素塗布やナノアパタイト粒子によるエナメルトリートメントなど、患者さんのご希望やリスクに合わせて仕上げをします。
項目 | 料金 |
---|---|
メンテナンス40分 | 8,800円(税込) |